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セカンドワイフクラブ – 二番目妻の生き方
彼女たちは、信じられないほどの富と豪華なライフスタイルを手に入れた一方で、さまざまな障害や問題に直面し、悩み、葛藤しながらも、“永遠の妻”の座を得るべく奮闘を続ける。
誰もがうらやむゴージャスすぎる生活を手に入れた6人の美女たちのストーリー
不動産ディベロッパーのモハメッド・ハディッドと婚約して2年目のシヴァ、ビバリーヒルズの有名美容外科医と結婚したヴェロニカ、マライア・キャリーの「ヒーロー」や映画『タイタニック』の主題歌を手がけたグラミー受賞作曲家ウォルターと婚約して6年目になるケイティ、昼メロ俳優として有名なロレンツォ・ラマスと結婚したショーナ、著名映画プロデューサーのディーン・ボーンスタイントと4ヶ月前に婚約したタニア、有名不妊治療専門家の妻であるモリサ。
金銭的にも精神的にも余裕を持っているパートナーのおかげで質の高い優雅な生活を送っている彼女たちだが、内心では、「付属品のようで嫌」「いつか自分は捨てられるのではないか」という悩みを持ちながら暮らしている。

(左から)タニア、モリサ、ショーナ、シヴァ、ケイティ、ヴェロニカ
王族のような豪華な暮らしにも悩みが・・
バツ2のモハメッドには5人の子供たちがおり、シヴァはみんなと仲良し。子供たちも全員自立しており、ジジとベラはファッションモデルとして大活躍。次女アラナはファッションの裏方で活躍するカリスマ的存在。末っ子で18歳の長男アンワルもモデルとして活動している。
すべてがパーフェクトな生活の中で、シヴァがあと一つだけ望むもの、それは他でもないモハメッドとの結婚。しかし、モハメッドは、「今の状態がパーフェクトだから」結婚には消極的な様子。シヴァはこの状況を打開できるのか・・?

モハメッド(左)、シヴァ(右)
夫の不倫に苦しむヴェロニカの葛藤
公私共に夫のことを支えてきたヴェロニカだが、彼女が末っ子を妊娠していた頃から夫が浮気をしていたことが判明し大ショック。夫婦関係を修復する道を選ぶのだが、浮気相手が彼女と親しい友人だったという事実、夫の投げやりな態度に苦しめられる。そんな彼女が自信を失わないように、シヴァ、ケイティ、ショーナは彼女のことを支えていく。明日は我が身だと思いながら…。

ヴェロニカ
女同士の熾烈なマウンティング
タニアはミスコン優勝者でモデルとして活躍する傍ら女優業にも挑戦している野心家。婚約4カ月目で挙式計画を立てはじめ、いよいよ婚約者から妻に“ランクアップ”する彼女は、その事実に酔いしれるあまり、ほかの女性たちを露骨に見下す態度をとる。
特に「お荷物」(子供)が多くて夫に浮気されているヴェロニカがバカにされるが、ヴェロニカもだまっておらず、「結婚すると言っても相手はB級プロデューサーのくせに」と応戦。夫の“格付け“を持ち出してでも、相手より優位に立とうとする、女同士の熱い戦いが日々展開される。

タニア
悩める等身大の彼女たちの姿に共感まちがいなし
「セカンドワイフクラブ ― 二番目の妻の生き方」を見ていると、夢のように豪華な生活を手に入れた彼女たちも、結局は普通の人間、普通の女性だということがわかってくる。
「グラミー受賞作曲家の付属品」扱いされるのがイヤなケイティは、自分の力で成功しようと大奮闘するも、家庭との両立の難しさに悩む。結婚してすぐに6人の連れ子の育児に奮闘するようになったショーナは長年の夢だった女優に挑戦。4度の離婚で経済的に問題を抱える夫は渋い顔をする。彼のためにどこまで自分を犠牲にすべきかと葛藤を抱える。
他にも、お金はあるけど母乳育児は自分しかできないからと我が子のそばを長時間離れることをしないモリサなど、番組を通して見えてくるのは、さまざまな問題につまずき、悩み、葛藤しながら、奮闘している等身大の女性の姿だ。
われわれ日本の女性にも、共感したり、参考にできたりする部分が実に多く、自分自身の人生を見直すヒントさえ与えてくれるかもしれない。そんな深くて味わいのあるシリーズ。それが「セカンドワイフクラブ ― 二番目の妻の生き方」だ。

ケイティ

ショーナ