米人気芸能誌People電子版が、世界中の若い女子からファッション・アイコンとして崇められているカイリー・ジェンナーの専属ヘアスタイリスト、トーキョー・スタイルズへの独占インタビューを掲載した。
先日開催された世界最大級野外フェス、コーチェラに艶やかなネオンピンクのウィッグをつけて繰り出し、大きな話題を集めたカイリー。おしゃれで奇抜な髪型で知られる彼女のヘアスタイルを3年近く担当しているのがトーキョー(本名:ウィリアム・ジャクソン)だ。
今やカイリーだけでなく、カーディ・B、ニッキー・ミナージュ、リアーナら複数のセレブ・クライアント抱えるトーキョーは、先週末ニューヨークで開催されたビューティーコン・フェスティバルに出席。そこでPeopleが独占インタビューを行った。
カイリーが大絶賛するトーキョーのウィッグだが、「最初は、がん患者のためにウィッグを作っていたの。気分良くなって欲しい、自信を持って欲しい、その手助けをすることが夢だったから」。
「最初のセレブ・クライアントは(歌手の)テイマー・ブラクストン。ウィッグのキャリアが上昇気流に乗ったのは、カイリーのために働くようになってから。カイリーはトレンディでクールな女子だから、ヘアで冒険するのが好きで。自分も一緒になって楽しんでいるって感覚になるのよね。で、気づいたらすごい事になってたのよ」
カイリーとの出会いについては、「(モデルの)カルーシェ・トランを通してなの。BETアワードでカルーシェのヘアを担当したんだけど、彼女にかぶせるウィッグを見たカイリーがカルーシェのメイクアップ・アーティストに私の電話番号を聞いたの。で、いきなりFaceTimeしてきたのよ!誰からか分からなかったから無視してたら、”KJだけど”ってメッセージが来たの。KJっていえばカイリー・ジェンナーしかいないじゃない!で、コールバックしたのよ」と明かした。
カイリーのためにこれまで手がけたウィッグの数だが、「少なくとも100個は作ったわ。それ以上かも。カイリーの家にはウィッグで埋め作れされた専用の部屋があるのよ!ウィッグ・クロゼットみたいな感じのね」。
これまでカイリーのために手がけたウィッグの中でトーキョーの一番のお気に入りは、「2016年のメット・ボールの時のかな。バルマンのドレスにボブのウィッグをつけた、あの時ね。垢抜けててシックで最高にしっくりきてて。すごく可愛かったわ。ハイファッションのバッド・ビッチ的マテリアルって感じだっで」と語った。
最近、担当しているカーディ・Bについては、「彼女と一緒に働くの、本当に大好き。彼女は新しいことに恐れることなくどんどん挑戦していくタイプなの。彼女のおかげでフレッシュでいられるし突き進んでいられる」と絶賛。ワシントンに居る時に雑誌Tushの表紙を撮影するリアーナのチームから、真夜中の2時にウィッグ注目電話をもらい「LAの8時までに必要なんだけど」と頼まれたことがあり、大急ぎで作って時間通りに持って行ったというエピソードなどもシェアした。
トーキョーは自身のウィッグライン「Touched by Tokyo wigs」を運営しており、誰も購入可能。平均価格は950ドル(約10万円)と高いが「その価値はある」と自信満々。
アイコニックな瞬間を作り出すのが大好きだというトーキョーは自分もヘアスタイル界における歴史的人物になりたいとのこと。「未来のスタイストたちが私のことをアイコンだと呼び、私が作り出した歴史的なルックスを再現してくれたら最高だわ」と笑顔で語っていた。