4月に、人気モデルのケンダル・ジェンナー出演のペプシCMがネットで大批判を受け炎上した件について、姉のキム・カーダシアンが当時のケンダルの心境を初めて明らかにした。
渦中のCMは、街でファッション誌の撮影をしていたケンダルがたまたま遭遇したデモ隊に参加をし、目の前にいた厳しい表情の警察官にペプシ缶を渡すとそれを飲んだ警察官が笑顔になり、デモ隊の人々から大きな歓声と拍手が湧き上がるというストーリー。
Kendall Jenner is a rebel without a cause in new Pepsi commercial: https://t.co/E0HxK0gtl7 pic.twitter.com/clxmrM0Nwq
— Pret-a-Reporter (@pretareporter) April 4, 2017
だが、全米で公開されるやいなやアメリカの社会問題やデモ活動を軽率に扱いすぎだとネットを中心に大炎上し、出演したケンダルまで叩かれるという騒ぎに発展。
ペプシ社は同CMを即中止し、「弊社は、団結・平和・相互理解というグローバルなメッセージを伝えたいと計画していました。しかし明らかに失敗をしてしまったことを深くお詫び申し上げます。弊社は深刻な社会問題を軽視する意図は全くありません。該当コンテンツを削除して公開停止致しました。また、この状況にケンダル・ジェンナーを巻き込んでしまったことも重ねてお詫び申し上げます」と謝罪声明を発表していた。
ケンダルはCMについてノーコメントを貫いていたが、この度キムがThe Hollywood Reporterからのインタビューで当時のケンダルの心境を代弁。
「私たちは完璧ではないわ。だけどあの時のケンダルやペプシに対する報道を考えると、メディアは真実を正しく描写しきれていなかったと思うのよね。ケンダルが自宅で泣いている姿を私は見ていた。だけどケンダルはそういうことを何も公にしなかったから、メディア上では違う印象を与えてしまった。関係者や皆がケンダルに『今は何も言わない方がいい』って話してたけど、私は『こんなの間違ってる。ちゃんとカメラの前で気持ちを打ち明けるべきよ』って言ったの。だけどケンダルは『自分が泣いてる姿なんて人前に晒したくないわ!』って考えだったから、変な弁解とか人々からの同情を誘うような被害者ヅラを一切しなかったの。だけどケンダルが被害を受けて傷ついたのは、事実なのよ」と話していた。